プライマル、久々の新作。
このジャケットをネットで見かけた時に大爆笑してしまったのですが、中身はここ数年で一番強力でした。新作をひっさげたツアーでライブが見たいぜ(フェスとかじゃなくてね)
先月、サッチャーの死去と共に私が若かりし時(うぷぷw)聞いていた音楽について言及されていたものがネット上に出回っていて、懐かしさ半分でいろいろ読んでみたのですが、大事なことが結構書かれていました。
サッチャリズムへのカウンターカルチャーとしての音楽。
感情は唄になるが、理念は唄にならない。
で、今回のプライマルのアルバムに戻ります。
マニがストーン・ローゼスに戻ってしまったので、正直不安なところもありまして。
プライマルってロックど真ん中っぽいの(『ロックス』とか、ね)は私はあんまり好きじゃなくて、ダンスフロアに寄っている音の方が相性がいい。マニがバンドに加わることで、あのレニークラヴィッツのとこにいそうなギタリストの感覚に引っ張られそうなのを、うまくバランスとってくれてたような気がするんだよね。ステージ上では若干うざかったけどw
今回のアルバムが面白いのは、プロデューサーのいい意味での遊び心が全編を貫いているところかな。
欲張って収録時間が長過ぎる気がするけど、意欲的なんだということで。
ボビーはロックって言ってるけど、時代を揺らしてきた音楽たちを越えよう、塗り替えようという意志がきちんと音に出ている。音楽にも向き合っているし、こちら側にも伝わってくる。
大事に聴こうと思います。
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