NHKでトップニュースでもとりあげられた浦和のゴール裏入り口に貼られた一枚の幕の話。なんかどうもしっくりこない。なんなんだろな、これ。これがいいか悪いかという話ではなく、何故こうなったのか、自分の中でまったく整理できないし、わからないこともたくさんある。J1の試合会場に足を運んでないからわからないのだろうか。
Jリーグから浦和への制裁、
チェアマンのコメントも発表されたけど、スタジアムの外で起こっていることをいくら切り離そうとしても、なかなか切り離せないだろう。また起きるかもしれない。
ニュースに関連してこんな記事もあった。
いけないサポーター馬鹿馬鹿しいものが実にたくさんある。
私自身、フットボールの応援では旗やゲーフラ、ダンマクというのはなくてはならないものです。自分の居場所を示すものではなく、自分の意志を示すものだから。もちろん作って終わりではないので、どういう場面でどう展開していくかというところが凄く大事。そこらへんは、浦和サポからも何かしらの影響は受けていると思います。いろいろあったからね。
社会に投げかけた表現というのは、それ自身では成り立たず、世の中の状況によって受け止められ方も変わる。「表現の自由」は何をやっても勝手だろという意味ではないはず。
人間がもっている後ろめたくて醜い感情から派生したもの、体制への問いかけなどを映画や音楽や絵に託し批判を浴びる覚悟で作った作品や、先人たちが体制側からの弾圧から勝ち取ってきた権利が「表現の自由」なのだということを忘れないようにしよう。誰に向けての言葉というわけではなく、自分自身、生きていく上で忘れてはいけないことだと思うので。
この話はここではこれでおしまい。
何年もフットボールに関わってきたんだし、自分が楽しもうはもちろんだけど、この楽しさを知らない人に知ってもらいたいと思ってるから、現場で動くことを優先してやっていきたい。
つか、ネット監視社会めんどくさい。冗談でもいえば「不謹慎」と言われかねない感じ(息抜きもできない)とか、さっさと白黒はっきり決着つけなきゃいけない感じ(自分の頭で考える時間もない)とか。人をさばくばかりの正義ってつまらないよ。楽しいことやここにないものを協力して作っていこうという話にはのっかりたいけどね。
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