連休最終日は、念願の白隠展!!!
会場に到着後、巨大な幕をみた相方が
「あのおっさんがあそこから小便したら凄いことになるなー」とか抜かしやがった。
ここは天下のBunkamuraですぞ。
美術展には一定数のBunkamura族が駆けつける美術館。
年齢層高めだったけど、みなさん上品な方で譲り合いの精神炸裂しまくり。混雑の割には不愉快な思いもすることなく堪能しました、はい。
禅画なので宗教画というか布教の意味合いもあったんだろうけど、ありがたい絵というよりは画からはみだしてきた愛らしさが漫画を見ているようでした。
自分にとって尊いものをあまねくいろんな人に伝えるというのはすごく大変なことで、内輪で話が通じる特別で限られた人だけのものっていう世界は、私はすごく嫌だなーと思っているので、こういう外に向かっている表現は、ほんとに、素晴らしいと思うのです。
なぐり書きみたいなのもたくさんあったし、技術とかで語れるところは少ないんだけど、それでも江戸時代の人の感性に共鳴して笑えるって凄いことだなーと思いました。人間は全然進歩しない生きものなのかもしれないけど。
入ってすぐの地獄図と大黒鼠が気に入りましたで。
おもしろおかしいだけでなく、画のなかで、閻魔がいるべきところに観音がいたりと、規定からはずれているようなことをやってのけているようなので、そこらへんはこれから本などを読んで少し勉強してみようかと思っています。図録なんて買うのめちゃくちゃ久しぶりだわー
熱烈おすすめの白隠展。迷われている方は是非是非。
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