ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンという音楽祭が毎年行われていたそうで。今年の東京開催のテーマが「サクル・リュス」。ストランヴィンスキーの『春の祭典』にちなんで命名されたこの音楽祭に渋さが出演するというので行ってきましたよー。
国際フォーラム前。屋台も出ていてなかなかいい雰囲気。
こんなステージもあったり。
幾つかあったホール名もロシアの文化人の名前がつけられていました。
渋さ版『サクル・リュス』は開いた口が塞がらなくなるほど野蛮で生きのいい演奏でとても幸せでした。よその人の曲をどう料理しても得体の知れないあの渋さになるんだよねー。耳をふさぎながら聞いていた人がいたらしいですが…。
このコンサートに行く前にロシアのことなどをいろいろ調べていて、西欧中心の価値観の中でロシアの音楽は異端視されていたこと、音楽とバレエの結びつきが強いこと、抑圧されていた社会主義の中で表裏一体のように自由へ向けて手が伸ばされていたことを知り、渋さにぴったりではないかと思っていたのですが、ほんとに胸が震えるような体験をしました。演奏だけでなく、踊りにも力が入ってたし、最後に姿を見せたあの火の鳥の雄弁なことと言ったら。生命力のあるものたちは死を連想させるものでもあるのですね。
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